アジアを巡る2週間の旅もいよいよ終盤。最後に選んだ国は初めて訪れるベトナム。そして、向かったのはじわじわと人気を集めているリゾート地、フーコック島です。
ホーチミンから飛行機でわずか1時間。4泊5日の一人旅で、その魅力をたっぷり堪能してきました。
ここではフーコック島での滞在の様子の一部とおすすめポイントをご紹介します。
1. フーコック島とは

ベトナム最南端に位置し、注目を集めつつあるフーコック島は、エメラルドグリーンの海と手つかずの自然が広がる、まさに楽園のような場所。その美しさから「ベトナムの最後の秘境」ともいわれています。
リゾート開発が進みつつも、どこか素朴で落ち着いた空気が漂い、都会の喧騒を忘れさせてくれる静けさがこの島の魅力。一人旅でも治安が良く、安心して訪れることができるのも嬉しいポイントです。
透明度の高い海や白い砂浜、温暖な気候が一年を通じて楽しめるフーコック島は、リゾート気分を味わいながらも自然との調和を感じられる、とっておきの旅先です。
2. フーコックが一人旅でおすすめな理由

広々とした空間でのんびりできる
まだ開発途中のフーコック島は、観光客も少なく、街並みも美しいため、人目を気にせずのびのびと過ごせます。自分だけのペースでゆったりと時間を楽しめるので一人旅にもぴったり。
治安の良さで安心
フーコック島は地元の人々も穏やかで親切。治安も良いため、女性一人旅でも心配なく楽しめました。
お値段以上の満足感
フーコック島の魅力のひとつは、その驚きのコストパフォーマンス。物価が安いため、贅沢なホテルや美味しい食事をリーズナブルな価格で楽しめるのが大きなポイントです。
高級感あふれるリゾートホテルでも、一泊数万円以下で宿泊できることが多く、一人でも気軽にラグジュアリーな時間を満喫できます。
3. フーコック一人旅の移動手段は「Grab」で快適に!

フーコック島での移動に欠かせないのが、配車アプリ「Grab」。
料金が事前に表示されるため、ぼったくりの心配もなく、クレジットカード決済にも対応。アプリの操作も簡単で、言語の壁を感じることなく利用できるのが嬉しいポイントです。
ただし、注意点として、フーコック島では「Grabバイク」の運行がなく、「Grabタクシー」のみが利用可能でした。
少し離れた観光地巡りや空港への移動も「Grab」があれば安心。「Grab」は、フーコック島の一人旅をより快適で安全なものにしてくれる心強いツールでした。
4. フーコック一人旅でやりたいこと

フーコック一人旅で私がしたかったこと。それは、たくさん写真を撮ること、一人ならではの贅沢を楽しむこと、そして時間を忘れること。
美しい風景をカメラに収めたり、ホテルでの贅沢なひとときを心ゆくまで堪能したり。誰にも急かされず、自分のペースで自由に過ごす時間は、一人旅だからこその醍醐味です。
ここでは、私がフーコック島で実際に体験した「やりたかったこと」5つをご紹介します。
①サンセットタイムに浸る

一日の締めくくりに選んだのは、「OCSEN Beach Bar & Club」。
このバーは、まさにフーコック島でのサンセットを堪能するためにある場所。
ビーチにずらりと並ぶカラフルなソファーに腰を下ろし、目の前にはエメラルドグリーンの海と、黄金色に染まる空が広がります。

風がそっと頬を撫で、波の音が心地よいBGM。ドリンクを片手に、ただぼんやりと海を眺める時間は、「何もしない」という贅沢そのものです。
時計を気にせず、時間に身を委ねる感覚が、一人旅だからこそ味わえる特別なひとときに感じられました。
②海とアートを楽しむ

フーコック島でぜひ訪れてほしいのが、フォトジェニックなビーチ「Sunset Sanato」。
その名の通り、美しい夕日を眺めることができるスポットでありながら、アートと自然が融合したユニークな空間が広がっています。

ビーチには、建築家ニキータ・マルシュノクによる、木や竹を使ったアート作品が点在し、写真スポットとしても人気なのだとか。
魚やクラゲなど海の生物をモチーフにしたオブジェ、ビーチに立つ人の顔を模した彫刻など、その数は10点以上。どれもインパクトがあり、どの角度から撮っても絵になる美しさです。
入場料は600円ほどで、旅行・体験予約アプリ「Klook」で簡単に購入できました。
③ホテルステイを楽しむ

旅の醍醐味のひとつ、ホテルステイ。今回選んだのは、海沿いに佇む「M Hotel フーコック」。
「オーシャンアイズスイート」というお部屋に宿泊しました。

広々とした45㎡の客室にキングベッド、深いバスタブ、そして大きな窓越しに広がる青い海。
1泊18,000円ほどでこれだけの贅沢を味わえるなんて、驚きのコストパフォーマンスです。

部屋に入るとまず目に飛び込んでくるのは、窓一面に広がる海の絶景。どこまでも続く水平線を眺めながら、ウェルカムフルーツをつまむ時間は、まさに南国リゾートならではの贅沢です。
部屋のゆったりとした空間に身を委ねると、日々の忙しさがすっと消え去り、リラックスモードに切り替わります。

特筆すべきはサンセットタイム。夕暮れ時には、窓から見える空と海がピンク色に染まり、幻想的な風景が広がります。この時間を贅沢に独り占めできるのは、一人旅ならではの特権。静かに過ぎゆくひとときを、心ゆくまで堪能しました。
これだけのラグジュアリー感と開放感を味わえるのに、この価格。フーコック島のホテルステイは、贅沢な気分を気軽に楽しめるのが魅力だと感じました。
④「サンセットタウン」でとことん撮影

「サンセットタウン」は、ここ数年で観光開発が進み、まるでヨーロッパの街並みを再現したようなフォトジェニックなエリア。

色とりどりの建物や広場が広がり、どこを切り取ってもまるで絵はがきのような景色が目の前に現れます。
一歩足を踏み入れると、そこがベトナムであることを一瞬忘れてしまうほど。

何より嬉しかったのは、人が少ないこと。観光客もまばらで、三脚を立てて自由気ままに撮影を楽しめるのがとても贅沢でした。
誰にも気を遣うことなく、好きなだけカメラを構え、自分だけの最高の一枚を追求する時間。その静かな幸せに、心から浸ることができました。

シャッターを切るたび、「これも素敵」「あっちも撮りたい」と気持ちがどんどん盛り上がり、なかなか撮影が終わりません。
一人旅だからこそ、誰にも急かされることなく、自分の「好き」を存分に満喫できる時間でした。
⑤キリンと至近距離でランチタイム

ベトナム初のサファリパーク「ヴィンパール・サファリ」にあるレストラン「Giraffe Restaurant」は、ちょっとユニークな体験ができる場所。
レストランでは、なんと、キリンに餌をあげながらランチを楽しめるんです。
キリン用のにんじんを購入して待っていると、首をぐーんと伸ばしてキリンが近づいてくるその姿に思わず感動。
間近で見るキリンの迫力と優雅さに圧倒されつつ、ワクワクなランチタイムが楽しめました。

写真撮影はスタッフの方が担当してくれ、キリンをうまく誘導してベストなアングルで撮影してくれました。
5. フーコック島で過ごす、自分だけの贅沢な時間

フーコック島での一人旅は、心にゆとりをもたらし、贅沢なひとときを自分のペースで味わえる特別な時間の連続でした。静かな自然の中で感じる贅沢と、誰にも急かされずに過ごす自由な時間は、一人旅ならではの醍醐味です。
「手の届く贅沢」を叶えられるフーコック島の魅力は、一人旅をより特別なものにしてくれます。気取らずに楽しめる上質な体験の数々は、日常から離れた自分へのご褒美旅行にぴったり。静けさと贅沢が絶妙に調和するこの島は、一人旅を考えている方にぜひ訪れてほしい場所です。
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