日本から一番近いイスラム圏、マレーシア。
「遠くまで旅する時間はないけれど、異国情緒を味わいたい…」そんな忙しい現代女子にぴったりの旅先です。
そんなマレーシアの中でも、コタキナバルは海と森と街とが一度に楽しめる、充実のデスティネーション。
濃密なジャングルの森とエメラルドブルーの海の両方を満喫できるリゾート地でありながら、街中からも近くカフェ巡りも楽しめ、フォトスポットも盛りだくさん。
短い滞在でも非日常の充実旅が叶う、コタキナバルのおすすめの過ごし方をご紹介します。
1. マレーシアのコタキナバルとは

マレーシア・ボルネオ島は、熱帯雨林と多様な生態系が広がる自然の宝庫。
オランウータンや珍しい動植物が生息し、エコツーリズムも盛んに行われる、ネイチャー好きにはたまらないデスティネーションの一つです。

そんなボルネオ島の北端に位置するコタキナバルは、世界遺産のキナバル山をはじめ、エメラルドブルーに透き通る珊瑚礁の海や熱帯雨林など、多彩な自然がすぐそばに広がるリゾートシティ。
市内にはおしゃれなお店やローカルマーケット、屋台が立ち並び、多民族国家ならではの様々な国や文化にルーツを持つ多彩な料理が楽しめます。
空港から市内へは車でわずか約15分、市内から離島へもボートでわずか15分。周りにはジャングルが広がっており、海へ山へ、市内へ空港へとどこへ行くにもアクセスが良い観光のしやすさが魅力です。

日本からコタキナバルへの直行便は、期間限定で就航することがあるものの、現在はありません。
クアラルンプールやシンガポール、ブルネイなど、東南アジアの国で1度乗り換えていくのが一般的です。
物価高が続き海外旅行するのが辛い昨今ですが、マレーシアはまだ比較的物価がお手頃。ラグジュアリーなリゾートホテルに意外とリーズナブルな値段で泊まれるのも女子旅に嬉しいポイントです。

大自然に癒されながら街歩きやグルメも欲張りに楽しめるコタキナバルは、気軽に非日常を味わいたい女子旅にぴったりです。
2. マレーシアは日本から一番近いイスラム圏

コタキナバルが女子旅におすすめであるもうひとつのポイントは、マレーシアが日本から一番近いイスラム圏であること。
異国情緒がたっぷり味わえ、鮮やかで美しいモスクが点在するイスラム圏は、いつか訪ねてみたいと思っている女性も多いでしょう。
中東となると渡航日数がかなり必要になりますが、マレーシアなら最短4日でも渡航可能(実際に4日間で行ってきたモデルコースは、次の記事をご参照ください)。

加えて、マレーシアはイスラム教以外の人も多くいる多民族国家なので、他の風習にも寛容です。
街中でお酒を飲むことが可能であり、ラマダンの時期でも多くの店は通常通り営業しているので、観光客でも安心して旅しやすいイスラム圏です。

尖塔や丸いドームを持つ美しいモスクからは、1日5回、お祈りの時間を告げるアザーンが鳴り響き、街全体がどこか神聖な雰囲気に包まれます。
地元のショップやマーケットには、ハラールフードや見慣れない香辛料がずらり。
ラマダンの時期には、午後になると「ラマダンバザール」が立ち並び、その時期だけの珍しいマレー菓子やマレー料理がみられるのだそう。
3. 女子旅におすすめのコタキナバルの過ごし方

海も森も街中も気軽に楽しめる、魅力たっぷりのコタキナバル。女子旅におすすめの過ごし方をピックアップしました。
1) キナバル山でジャングルを満喫

コタキナバルといえば濃密なジャングル!標高4,095メートルを誇るキナバル山のジャングルを満喫する、様々なアクティビティがあります。
キナバル山を中心に広がる、約75,000ヘクタールにおよぶ広大な自然保護区であるキナバル公園は、2000年にユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。
非常に多様な生態系を持ち、固有種や絶滅危惧種、珍しい動植物が多く生息します。
その一例が、世界最大の花、そして非常に悪臭を放つ花として知られる「ラフレシア」。
開花期間が短く、開花から数日(3~7日程度)で枯れてしまうため、見られるかどうかは運次第!
開花している場合は、その近くの道に開花を知らせる目印がたちます。

私達は無事見ることができました!しかし覚悟していたほど臭くなく、正直ちょっと拍子抜けした気も…?
でもきっともう一生見ることはできないであろう、貴重な機会に満足です。
また、キナバル公園内には、第二次世界大戦中に日本軍によって開発され、兵士たちの療養地として利用されていたポーリン温泉があります。水着を着用して入るタイプの温泉ですので、入りたい人はご用意をお忘れなく!
女子旅におすすめしたいのは、その温泉のそばにあるキャノピーウォークです。こちらも人気のフォトスポット。

キャノピーウォークとは、森林の樹冠部分(キャノピー)にかけられた空中歩行者通路のこと。
高いところで、地上40m以上の高さを渡っていくので迫力満点です!

ただし、2025年7月30日より改修工事が始まり使用禁止となっているとのこと。
訪れる際は、最新情報をチェックの上で行ってくださいね。
2) マングローブリバークルーズで探検気分

コタキナバルのジャングルを満喫する、もうひとつの代表的なアクティビティがリバークルーズです。
市内から車で2時間ほどの場所にあるクリアス川やガラマ川は、ボルネオ島にしかいない固有種、テングザルの生息地。
テングのように大きな鼻はインパクト大。

その他にもオオトカゲやワニなど、マングローブに生息する珍しい動物を観察しながらクルーズしていきます。
サンセットが迫る中、両岸を密林に囲まれた川を小さなボートでクルーズするのはとてもワクワクし、ちょっとした探検家気分に。

日没後はジャングルの中で蛍を鑑賞。
珍しい野生動物をみたい方にお勧めのアクティビティです。
3) アイランドホッピングでお魚天国をシュノーケル

森だけでなく海のアクティビティも充実しているのが、コタキナバルの特徴。
市街地からボートでわずか数十分程で、透明度も高くシュノーケルやダイビングが楽しめる離島へアクセスできます。
運行本数も多いので、当日行きたくなったら気軽に渡れるのが非常に嬉しいポイント。

離島にせっかく行くなら、天気の良い時に行って真っ青な海と空を楽しみたいもの。
東南アジアは天気が変わりやすく、シュノーケルツアーを申し込んでいた日に天気が悪くなってしまって、せっかくの青い海が灰色に…ということがままありますが、コタキナバルなら天気がよくなったのを確認してから離島へ渡れます。
雨季でも比較的楽しみやすいビーチリゾートですね。

離島はいくつかありますが、中でも人気のサピ島は、ボートでわずか15分で到着できます。
「トゥンク・アブドゥル・ラーマン海洋公園」を形成する5つの島の1つで、エメラルドグリーンに透き通った海には美しいサンゴ礁が広がり、たくさんの熱帯魚がみられ、豊かな自然が手つかずの状態で残されている島内部ではいたるところで野生のオオトカゲに出会えます。

ただ、人気だけあってサピ島はかなり観光客が多め。
静かに過ごしたい人や、さらなる海の綺麗さにこだわるなら、少し遠いですがマンタナニ島がおすすめです。
4) 美しいモスク巡り

美しくフォトジェニックで、異国情緒たっぷりのモスク巡りは、コタキナバル女子旅のハイライトのひとつ。
モスクの中を見学する際は、肌の露出は厳禁です。肩や膝を露出しない服装、そして髪を覆い隠すスカーフが必要です。
まず訪れたいのが、コタキナバルで最も有名で最も大きい「コタキナバル市立モスク」。周りを水で囲まれ、まるで水に浮かんでいるかのような姿が幻想的です。中に入る際は、ローブとヒジャブのレンタル(有料)が必要です。

2つ目は、ピンク色の外観がとても可愛くフォトスポットとしても人気な、通称「ピンクモスク」。なんとマレーシア国立大学サバ校(UMS)の敷地内にあります。

3つ目は巨大なドームが印象的で、内装も圧巻のサバ州立回教寺院。
これらがコタキナバルの3大モスクと呼ばれる代表的なモスクです。
いずれもお祈りの時間や、金曜日、礼拝行事の日などは見学不可ですので、それぞれ営業時間を確認の上訪ねてくださいね。
5) ガヤストリートで多国籍グルメを満喫

街歩きを楽しみたいなら、コタキナバルの中心部にあるガヤストリートへ。
レストランや屋台が並ぶにぎやかな通りで、手頃な価格のローカルフードのお店やおしゃれなカフェなど、気になるお店が盛りだくさん。

新鮮な海鮮料理に、ニョニャ・ラクサやチキンライス…マレー系、インド系、中国系の料理に、移民である中国系と現地のマレー文化が融合したニョニャ料理など、多彩なグルメが揃います。

毎週日曜には、通り全体が歩行者天国になり、ずらっと屋台が立ち並ぶサンデーマーケットが開催されます。
野菜や果物などの市場らしいお店の他に、日用品や植物なども売っています。なまこ石鹸やサバティーなどコタキナバル定番のお土産もこちらで購入可能です。
地元の人と観光客で大賑わいでかなり混雑するので、スリにはご注意を!
6) コタキナバルはサンセットの名所

ボルネオ島の西海岸に位置するコタキナバルは、サンセットの名所があちこちに。
中でもコタキナバル随一のサンセットスポットと知られるのはタンジュン・アル・ビーチ。市街地からも近く、約6kmにわたって続く遠浅のビーチから眺める夕日は圧巻です。条件が良ければ、水面が鏡のように輝き、空と海が一体化した幻想的な光景が広がります。
ただし人気スポットだけに夕暮れ時はかなりの混雑に。
他にも、ザ パシフィック ステラなど有名ホテルのビーチで、見事な夕日がみられます。 サンセットを楽しんだ後は、そのままビーチサイドのバーや屋台へ繰り出しましょう。
4. コタキナバルで欲張りな女子旅を楽しんで

ラグジュアリーなリゾートに泊まりながら、海と森の大自然へ冒険に出かけ、その合間には街中でカフェやモスク巡り、グルメも楽しむ。
様々な魅力が凝縮されたコタキナバルなら、そんな欲張りなリゾート女子旅が叶えられます。
楽しみつくすには4泊以上での滞在がおすすめですが、コンパクトでアクセスの良い街なので2泊4日の弾丸旅も可能です。
実際に弾丸女子旅で満喫してきたコタキナバルのモデルコースについては、次の記事でご紹介します。
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