世界中から観光客が集まる、世界有数の観光大国・タイ。
その首都バンコクは、異国情緒あふれる街並みの中に、朝から晩まで様々な楽しみがぎゅっと詰まった魅惑の街です。
ちょっと足を伸ばせば世界遺産のアユタヤ遺跡へも行けるのが大きな魅力の一つ。
「せっかくバンコク旅行するならアユタヤまで行きたいけれど、仕事はそんなに休めない。最低何泊必要なんだろうか…?」そんな方にぜひとも参考にしていただきたいのが、今回のモデルコースです。
2泊3日(※飛行機での移動時間も含めれば2泊4日相当)で、寺院巡りにグルメにカフェにスパ、そしてアユタヤ観光まで楽しめる充実の弾丸女子旅が叶います。つまり3連休でバンコク&アユタヤ旅行が可能に!
今年の1月に実際にこの行程で一人旅をしてきたので、無理なく回れるのは立証済み。モデルコース形式で詳しくご紹介します。
バンコクを2泊3日弾丸旅行で巡る際の注意点、おすすめTips

時間の限られた今回の旅。効率よく回るために絶対に気をつけなければいけないポイントがあります。それは、できる限り車移動(Grab、バス)を避けること。
バンコク市内は、平日・休日を問わず渋滞が激しいことで知られています。特に朝夕の通勤・帰宅ラッシュは深刻ですが、日中も油断できません。
実際、私が平日の昼時にGoogle マップで45分と表示されたバスに乗ったところ、着くまでに1時間半近くかかりました。
限られた時間を無駄にしないためには、多少歩くことになっても、バスではなくBTS(スカイトレイン)を選ぶのが正解。
そしてホテルを選ぶ際は、バス停が近いことよりも、BTSの駅から徒歩圏内かどうかを基準に選ぶと、移動効率が格段に上がります。
1日目:バンコク到着

午前に日本を出発し、約7時間でバンコクに到着。
バンコクには国際空港が2つあるので(スワンナプーム国際空港とドンムアン国際空港)、どちらの空港につくか間違えないようにしましょう。
どちらの空港からも、市内へはエアポートレールリンクやエアポートバス、Grabなどでアクセス可能です。
今回泊まったのは、ICON SIAM(アイコンサイアム)の近くのエリアにあるホテル。
チェックインを済ませて荷物を置いたら、早速バンコク観光へGo!
1日目観光:エクスプレス ボートに乗ってワット・アルンに沈む夕日を眺める

バンコク三大寺院のひとつ、ワット・アルン。
美しいお寺で境内から間近に眺めるのも素敵なのですが、一番のおすすめはサンセットの時間帯に、チャオプラヤー川の対岸から眺めることです。
ホテルの立地にもよりますが、せっかくなので旅の始まりにバンコクらしい風情を味わうべく、エクスプレスボートに乗って向かいましょう。

なお、ワット・アルンの船着場で降りると寺院が有る側の岸についてしまうため、その先の「ターティアン・ピア (Tha Tien Pier)」で降りるのがおすすめです。
対岸側は工事中のエリアが多く、小道が封鎖されて岸まで近づけない場所もありました。
しかし、私が訪れたときは、このターティアン・ピアのすぐそばが、建物に邪魔されずワット・アルンの大仏塔を最も美しく見られるスポットでした。

夕日を背にオレンジ色に染まる寺院、その前をゆったりと流れるチャオプラヤー川に時折ボートが通り過ぎるのをぼんやりと眺めていると、悠久の時の流れを感じます。サンセットのワット・アルンはぜひ見てほしい光景です。
また、ターティアン・ピアから徒歩数分の場所には、街の喧騒越しにワット・アルンを望めるビューポイントも。こちらも中々の迫力!
場所はGoogleマップで「Wat Arun Viewing Point」と検索してみてください。

日が沈む頃には、近くにあるもう一つの三大寺院、ワット・ポーもライトアップされ、周辺は一気に夜の表情に。
このあたりには屋台も多く、つい立ち寄りたくなりますが、それは次の目的地でのお楽しみに。

【ボートに乗る際の注意点】
ICON SIAM(アイコンサイアム)にあるボート乗り場は、切符売り場・乗り場ともに混雑しやすく、大行列になることがあります。タイミングによっては、すぐに乗れず1本見送ることも。
下船時に利用する分には問題ありませんが、時間に余裕のない行程では、乗船時は使わない方が無難。別の船着場からの乗船を検討するのがおすすめです。
1日目観光:ヤワラートのナイトマーケットへ

夕暮れ時のワット・アルンを楽しんだあとは、バンコク随一の中華街・ヤワラートへ。
日が落ちると通り沿いにずらりと屋台が並び、昼間とは違う熱気に包まれます。
さまざまな食べ物の屋台がひしめく歩道には、ものすごい数の人、人、人。手荷物、貴重品の管理には重々ご注意を。

海鮮、点心、麺類、スイーツまでジャンルは豊富で、あらゆるところから食欲をそそる香りが漂ってきます。
ただし、生野菜や生の食べ物、氷の入ったドリンクなどには注意が必要。
衛星面が心配な人は、その脇に美味しそうなレストランもたくさん立ち並んでいるので、お店での食事をおすすめします。
2日目:アユタヤへ移動

2日目は早起きして、楽しみにしていたアユタヤ観光へ向かいます。
少ない滞在日数の中でアユタヤを効率的に回るには、一番のおすすめはツアーに参加すること。ですが写真撮影する時間を確保したり、好きな遺跡を好きなように周りたいという人は、自力でいくことも十分可能です。
今回の旅では、ロットゥー(乗合バス)を利用してアユタヤへ。
モーチットのミニバスターミナルからアユタヤまでは車で約1時間ちょっとですが、市内のホテルからミニバスターミナルまでの移動時間も考えると、全体で2時間以上は見ておくと安心です。
詳しい行き方については、次のアユタヤの記事で改めて解説します。
ミニバスの到着場所は、主要な観光スポットが集まるエリアの近くにあり、観光の拠点としても便利。
2日目観光:アユタヤで遺跡巡り

現地では自転車をレンタルして巡りました。コースも回る遺跡も滞在時間も思いのままですが、参考までに今回巡った遺跡の到着時間を載せておきます。
11:00 ワット・ラチャブラナ
12:00 「ボラン カフェ アンド レストラン」でランチ
13:00 ワット・プララーム
13:50 ワット・プラシーサンペット
15:00 ワット・プラガーム
各遺跡の詳細は、次のアユタヤの記事をご参照ください。
なお、今回は立ち寄りませんでしたが、木の根に埋もれた仏像の頭で有名な「ワット・マハータート」はロットゥーを降りた所から自転車ですぐなので、アユタヤ観光が初めての人はぜひ!

本当はもう1カ所、ツアーでもよく組み入れられている有名な遺跡「ワット・チャイワッタナラーム」にも足を伸ばそうと思いましたが、時間的には行けなくはなかったものの暑さで参っていたのもあって今回は見送ることに。
16時頃にミニバスに乗り、アユタヤを後にしました。

2日目夕食:カオマンガイ専門店「Toh Kim」

17時半頃、バンコク市内へ到着。
遺跡で歩き回って疲れているので、駅から近くアクセスの良いお店で夕食に。
タイに来たらぜひ食べたいのが、タイのソウルフードともいえる「カオマンガイ」。
茹でた鶏肉と、そのスープで炊いたご飯を組み合わせたシンプルな料理で、香辛料やハーブをきかせた甘辛いタレをつけて食べるとたまらない美味しさです。
専門店が多く、人気店も数えきれないほどありますが、口コミの評価、店内の清潔さ、アクセスの良さを総合的に考え選んだのが、カオマンガイ専門店「Toh Kim」。
お店はシーロム通り沿い、BTSサラデーン駅から徒歩すぐ。Park Silom(パーク・シーロム)ビルのL階にあります。
緑のタイルのどこかレトロな雰囲気がかわいい店内はとても清潔。クレジットカード利用可能です。

チキンの大きさはS/M/L/XLの4サイズの中から選べますが、女性はSサイズでちょうどいいと思います。ご飯は別注文です。
お箸でつまむだけで伝わってくる、プリップリの弾力。ふっくらとしてジューシーな鶏肉は、噛むたびに旨みが広がるおいしさ。ニンニクの効いた付属のソースがまた絶品で、ご飯が進む進む!
滞在日数に余裕があれば、もう一度訪れたかった…!
3日目観光:バンコク市内寺院巡り
最終日の3日目は、思い残すことのないようバンコク市内を観光していきます。
まず向かったのは、1日目に外から眺めたワット・アルン。

サンセット時が特に印象的な寺院ですが、実は夜明けの象徴とされており、「暁の寺」という非常に美しい別名を持っています。
タイは国民の約95%が仏教徒の仏教国なのですが、ワット・アルンはヒンドゥー教の寺院です。
おそらく、バンコク3大寺院の中でも、この寺院が最も写真に映えるのではないでしょうか。
日中は混み合うため、朝8時のオープンと同時に入るのがおすすめです。

寺院の入り口には民族衣装のレンタルショップがあり、敷地内では衣装を着た観光客とカメラマンの姿があちこちに。
境内はそれほど広くないので、時間をかけずに一通り見て回ることができます。
その後は、チャオプラヤー川を渡り、向かい側にあるワット・ポー、ワット・プラケオへ。
これでバンコク三大寺院をすべて制覇です。いずれも比較的近い場所に集まっているため、徒歩で巡ることができます。
特にワット・プラケオは見応え抜群。ただ、両寺院ともあまりに混雑してるので、写真撮影を重視したい人にはやや不向きかも。
もし写真を重視したい人や静かに祈りの空間を味わいたい人は、その2つの替わりに少し離れた場所にあるワット・ラチャナダラムまで足を伸ばしてみてください。

「金属の城」として知られるロハ・プラサート(Loha Prasat)があることで有名で、入場料は20バーツと手頃。
37本の金色の尖塔を持つ仏塔は非常に美しく、内部は螺旋階段で最上部まで登れる構造になっています。

各階はそれぞれ異なる瞑想の回廊になっており、市内中心部とは思えないほど静謐な雰囲気。

最上部までのぼると、バンコクの景色を一望できます!

3日目ランチ:緑いっぱいのカフェTreehouse Cafe & Bar

その後はプロンポンにあるおしゃれカフェでランチを。
私はバスで向かいましたが、中心部を横切るルートで渋滞に巻き込まれ非常に時間がかかったので、少々歩きますがBTSを使うことを強くおすすめします。

Treehouse Cafe & Barは、その名の通り自然の大木が建物の中に生えているおしゃれなカフェバー。2階のテラス席が人気です。

エアコンの効いた室内席もあるので、酷暑のシーズンでも大丈夫。
食べ物のメニューはアメリカンテイストなものが中心で、タイらしさのあるものはあまり見当たりません。オールデイで頼めるブレックファーストメニューから、フルーツパンケーキをチョイス。
暑い中歩いてきたので、フルーツの甘酸っぱさが体に染み入ります。

ちなみに、お店の中に生えている大木は本物ですが、テラスの開口部を取り巻く緑にはフェイクグリーンも使われていました(笑)。
それでもバンコクでこんなに緑に囲まれて過ごせる空間は、リラックス感たっぷりで心地良いものです。
3日目観光:オアシス スパで至福のマッサージ

カフェの後は、歩いて10分ほどの場所にある隠れ家スパ「オアシススパ」へ。
真っ白な邸宅の敷地内は、バンコク市内にあるとは思えないほどの緑に溢れ、その真ん中には蓮に覆われた水庭が広がります。まさにオアシス!
私は公式HP(日本語サイト有り)から予約していきました。
メニューや問診票にも日本語表記があるのでわかりやすいです(問診票への記載や現地での会話は英語で行います)。

水面に反射した太陽の光がゆらゆらと揺れる、光溢れるお庭を通って、個室の施術ルームへ。
個室にはシャワーがついているため、帰国日に行ってもオイルでベタベタのまま帰国、などの心配はありません。

昨今の円安の影響で、海外ではスパもめっきり受けづらくなっていましたが、タイならまだこんな贅沢女子旅が可能なんですね。
60分間のアロママッサージで、1,430タイバーツ(2026年1月現在、約7000円)。

観光で歩き回った足の疲れをしっかり流し、体の奥からすっきり。至福の時間でした。

施術後は庭を眺めながらハーブティーをいただき、幸せな余韻にしばし浸りました。
3日目観光:タラートノーイ散策&カフェで一休み

チャオプラヤー川のほとりにあるタラートノーイ地区は、歴史あるチャイナタウンの一画。
昔ながらの街並みが残る小さな路地の壁にはストリートアートが描かれ、歴史とポップさが共存する独特の雰囲気をまとっています。
オレンジ色のクラシックなフィアットは、このエリアの定番フォトスポット。
写真を撮りながら散策する観光客でにぎわっていますが、他の観光地に比べると人は多すぎず、どこか隠れ家のような落ち着きがあります。
周辺にはおしゃれなカフェも点在。
タラートノーイ散策の途中にぜひ立ち寄りたいのが、ひときわ重厚な佇まいを見せる「ソー・ヘン・タイ・マンション(So Heng Tai Mansion)」。

19世紀に建てられた、伝統的な中国建築・四合院の家屋で、入場料は50バーツ。
中でドリンクを注文すると、その分が相殺される仕組みになっています。
建物自体は決して大きくありませんが、中庭には水を張った池があり、2階では椅子に座ったり、三角枕に寝転んだりしながらドリンクを楽しめます。

散策に少し疲れたら、休憩がてらぜひ。
3日目夕食:アイコンサイアムのスークサイアムでタイ料理を食べ歩く

バンコク最後の夕食は、様々な選択肢の中から思い残すことなくタイグルメを味わえる、ICON SIAM(アイコンサイアム)に。
2018年に開業したタイ最大級の複合大型商業施設です。
単なるショッピングモールと侮ることなかれ。
デパート&ちょっとしたアミューズメントパークのようになっていて、地元の人だけでなく観光客も楽しめる場所…いや、むしろ観光客にこそおすすめの場所に。

まずは7階へ。展望テラスになっており、ボートが行き交うチャオプラヤー川越しにバンコクの夜景を一望できます。
時間があえば、「Iconic Multimedia Water Features」という噴水ショーもぜひ。
19:00/20:00/21:00の1日3回、約7分間、最大40mまで吹き上がる噴水が音楽と光に合わせて動くショーが見られます。

そして何と言ってもおすすめなのは、G階にあるスークサイアム(SOOKSIAM)。
水上マーケットを再現した屋内エリアで、広大な空間の中に、タイ北部から南部まで各地の屋台フードやスイーツが勢ぞろい。

2泊3日という短い滞在では、食べたかったタイ料理を全て制覇するのはなかなか難しいもの。
ここならフードコート形式でさまざまな屋台から持ち寄り、少しずつ食べられます。
食べたかったものを全て食べて、思い残すことなく満足したお腹を抱えて、深夜便で日本への帰路に付いたのでした。
4. 充実の2泊3日バンコク女子旅を楽しもう

深夜便でぐっすり眠って、早朝には日本に到着。
勤務地によってはそのまま出社に間に合うので、3連休のみで弾丸バンコク旅行が叶います。疲れが心配な人は、午前休のみとるのもおすすめ。
3日間という短い滞在ながら、アユタヤも寺院も、グルメもスパも満喫し、やりたいことを詰め込んだ充実の欲張りバンコク女子旅。
忙しくてなかなか休みが取れない方の参考になれば嬉しいです。
次の記事では、自力で巡るアユタヤ観光についてレポートします。
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