バンコク旅行にきたからには、ぜひアユタヤ遺跡まで足を伸ばしたいもの。
ツアーだと自由に回れずじっくりと写真を撮ることもままならないので、自力で回りたいところですが、一人旅だとタクシーやGrabは割高になりがち。
そこでおすすめなのが、ロットゥー(乗合バス)です。ロットゥーさえ乗れれば、アユタヤ自力観光はハードルは高くありません。
乗り場へのアクセスからチケットカウンターの場所、時間まで、この記事で詳しく解説しているので、海外でのバスに苦手意識のある人でも大丈夫!
ロットゥーとレンタサイクルを駆使して、効率よくコスパよくアユタヤ観光を叶えましょう。
おすすめの遺跡とモデルコースも交え、詳しくご紹介していきます。
1. バンコクからアユタヤへの行き方、一人旅におすすめなのは…?

バンコクからアユタヤへ、ツアーを使わずに自力で行く場合、主な手段はGrabと電車、そしてロットゥーの3つ。
この中で、効率・快適さ・料金のバランスがいちばん良いのが、ロットゥーです。
1) 鉄道は乗れるか不確実

Grabの場合、バンコクからアユタヤまで片道1,000〜1,500THB(2026年1月現在で5,000〜7,500円程度)。
ツアーに参加すると1人1万円前後かかることを考えると、Grabは大人数で割る場合はいいですが一人だとかなり割高に。
となると、一人旅でまず思い浮かぶアクセス手段は電車でしょう。

アユタヤ行きへの鉄道は、以下の2つの駅から乗れます
フアランポーン駅発
良い点:市内中心部でアクセス良好。普通列車で安い(20THB ≒ 100円)。
難点:普通列車で所要時間約2時間かかる。冷房なしのため人を選ぶ。
クルンテープ・アピワット中央駅(バンスー中央駅)発
良い点:冷房付きの快速、急行で、所要時間約1時間。
難点:
・市内中心部から遠い。
・駅構内がまるで空港のように広くチケット売り場も混雑するため、発車時間の30分以上前に行った方が良い。
・当日だと売り切れている可能性あり。
そこまで本数があるわけではないので、乗れなかった場合のロスが大きいのが難点です。オンライン予約もありますが、アユタヤのような近距離は前日からしか受付してもらえません。
ということで、快適さと効率と金額の、一番バランスの良いロットゥー(乗り合いの小さなバス)を選択。

ロットゥーは、アユタヤまで片道70THB(約350円)。普通の車に乗っている程度の快適さで、もちろんクーラー付き。
トイレはついていませんが、1時間ちょっとで到着なのでさほど困りません。
私が利用した際は、途中で運転手の休憩に合わせて停車し、そこでトイレに行っている人もいました。早めに伝えれば、柔軟に対応してくれそうな雰囲気です。
アユタヤでの到着場所も鉄道駅よりかなり遺跡エリアに近く、観光のスタート地点として最適です。
2) ロットゥーは乗り場に注意

バンコクからの乗り場は、「チャトゥチャック ミニバスステーション」。googleマップでは「Mo Chit 2 Van Terminal」と表示されます。
ちょっと注意したいのが、すぐ近くにある「北部路線バスターミナル」とは別ということ。
バンコク市内からバスでこの乗り場に向かった場合、バスを降りてすぐ道の反対側に大きなバスターミナルが見えるので、思わずそちらに足が向かって歩道橋を渡ってしまいそうになります。

しかしこれは「北部路線バスターミナル」。
我々が行くべきチャトゥチャック ミニバスステーションは、歩道橋を渡らず、バスの進行方向にそのまま歩いた先にあります。
チケットカウンターはいくつかの建物に分かれているので、カウンター前に置かれた行き先の看板にAyutthayaが含まれる場所を探しましょう。
2026年1月時点では、アユタヤ行きはB棟の4番カウンターにありました。
時刻表はなく、人数が集まり次第出発するシステムです。私の時はほぼ誰もいない状態で乗り込み、20分ほどで満席に。トイレを済ませてからバスに乗り込みます。
1時間ちょっとバスに揺られて、アユタヤに到着です!
2. 一人旅でアユタヤを自力で巡るならレンタサイクルがおすすめ

アユタヤ現地ではレンタサイクルで巡りました。
一人旅のよさを活かし、好きな遺跡を好きなだけ時間をかけて巡れ、費用もお手頃。
レンタサイクルショップはアユタヤに多数あります。
ロットゥー降り場のすぐそばのお店は休業していたのですが、少し離れた別のお店に行こうと遺跡の方に歩き出したところ、別のレンタサイクルショップを発見できました。
(Googleマップ名:Rent a electric motorbike)料金は1日あたり60THB(約300円)。

注意しなければいけない点は、どのお店もパスポートまたはデポジット金(2,000THB程度)が必要なこと。
どちらが必要か、金額はいくらか、パスポートはコピーでも可かどうかはお店によって異なるため、両方用意しておくと安心です。
私の利用したお店ではパスポートのコピーで大丈夫でした。
3. おすすめのアユタヤ遺跡とモデルコース

では、いよいよアユタヤ観光へ。
遺跡は約400年間続いた古都アユタヤの全域に点在しており、その数は非常に多く明確な合計値は公表されていません。
選択肢が多すぎてどこにいくか非常に悩ましいですが、今回は私がアユタヤに2度訪れた中でおすすめの遺跡をピックアップしました。
今回の遺跡を全部回るとすれば、こんなモデルコースがいいかと思います。

10:00 アユタヤ到着、ワット・マハータートへ
11:00 ワット・ラチャブラナ
12:00 「ボラン カフェ アンド レストラン」でランチ
13:00 ワット・プララーム
13:50 ワット・プラシーサンペット
15:00 ワット・プラガーム
16:00 ワット・チャイワッタナラーム
17:30 バンコクへ
遺跡には基本的に屋根がなく、炎天下を歩く時間が長くなるため、帽子などの日差し対策と飲み物は必須。

なお、アユタヤの遺跡は現在も信仰の対象となっている神聖な寺院です。
ノースリーブや膝のでる丈のスカート、パンツ、お腹や背中の見える格好など露出の多い格好は禁止されており、各遺跡の前には看板も出ているのでご注意を!
1) アユタヤを代表する有名遺跡
初めてアユタヤを訪れるなら、ツアーでも定番となっているこの3か所は外せません。
🔳ワット・マハータート
入場料:80THB

菩提樹の根に包み込まれた仏頭の写真は、誰しも一度は見たことがあるでしょう。14世紀に建立されたアユタヤ王朝初期を代表する寺院遺跡です。
ロットゥーの降り場から徒歩圏内で、ほぼ一本道。アクセスの良さも魅力。
アユタヤ王朝がビルマ軍の侵攻によって滅亡した際に大きな被害を受け、現在は頭部が失われた仏像や、崩れ落ちたレンガの壁や礼拝堂の土台が残るのみとなっています。

気をつけなければいけないのが、仏頭の写真を撮る際はしゃがむこと!
菩提樹に包まれた仏頭は神聖な存在のため、敬意を持って撮影する必要があり、立ったまま見下ろす構図は禁止されています。必ず腰を落とす、しゃがむなどして目線を低くして撮影を。
ふざけたポーズをして撮ることもNGです。
🔳ワット・プラシーサンペット
入場料:80THB

この一直線に並ぶ三基の仏塔も、アユタヤの象徴といえる風景。
ワット・プラシーサンペットは、1491年にアユタヤ王宮跡の敷地内に建てられた、王家専用の格式高い寺院。
アユタヤ王宮内にあった最も重要な寺院で、一般の僧侶が修行する場ではなく、王族の儀式や重要な行事のために使われていました。

私が訪れた時はちょうど、オレンジ色の袈裟を着たとても若い僧侶たちが、緊張した面持ちでここでフォーマルな感じの写真撮影をしていました。
現代を生きる人たちにとっても、ここは変わらず特別で神聖な場所なんでしょうね。

約20メートルを超える高さの仏塔が立ち並ぶ様は圧巻!
三基の仏塔には、歴代王や王族の遺骨が納められていたのだそう。
🔳ワット・チャイワッタナラーム
入場料:80THB
こちらの写真はないのですが、1630年に建立された寺院で、クメール様式とアユタヤ時代の建築様式とが融合した美しい建築が特徴。
カンボジアのアンコールワットに似た雰囲気が有ります。
中央に聳え立つ高さ35メートルの仏塔が印象的。遺跡の保存状態も良く、散策すると没入感たっぷり。サンセット時が美しいことでも有名なので、アユタヤ観光の最後にまわるのもおすすめです。
2) 一緒に回るのにおすすめのアユタヤ遺跡

ここからはサイクリングで回る場合に、上の3つの遺跡と一緒に巡るのにおすすめの遺跡を紹介します。
🔳ワット・ラチャブラナ
入場料:80バーツ

ワット・マハータートのすぐ向かいにある遺跡。
中央にそびえるクメール様式の仏塔が印象的で、入り口の門越しに、まるで額縁に入ったように見える仏塔の写真を撮るのが人気です。
仏塔内部にはかつて金や宝飾品が納められていたそう。

遺跡の向かい側の通りには、遺跡を目の前に眺めながら食事や休憩ができるレストランやカフェが並んでおり、観光の合間のひと休みにも便利です。
🔳ワット・プララーム
入場料:80バーツ

観光客がさほど多くなく、落ち着いて過ごせます。
遺跡の周囲は池に囲まれ、敷地内は緑が豊かで、アユタヤの中でも穏やかな時間が流れています。喧騒を離れてゆったり散策できるのが魅力。


すぐそばには象に乗りながら遺跡巡りができる「エレファント・ライド」の乗り場もあります。
🔳ワット・プラガーム
入場料:無料

菩提樹に浸食されたアーチ型の門が印象的な、北側に位置する遺跡。この門には「時の扉」という素敵な名前がついています。
主要な遺跡エリアからは少々離れ、自転車でも20分ほどかかるため、訪れる人はあまりいません。

この遺跡もサンセットの時刻が美しく、隠れた人気のフォトスポットになっているようです。

門と仏塔と崩れた壁しか残っていない非常に小規模な遺跡なので、万人にはお勧めできませんが、写真が好きな方はぜひ訪れてみてください。

住宅地のようなローカルな道を抜けて向かい、途中には廃墟のような遺跡もあったりと、他の遺跡巡りとは少し違ったワクワク感も感じられます!
4. アユタヤのおすすめレストラン

遺跡巡りの合間のランチには、ワット・ラチャブラナの道の向かい側にある「ボラン カフェ アンド レストラン」へ。
ここの最前列のテラス席は、遺跡を目の前に眺めながら食事をすることができる特等席です!

木造の古民家風の建物で、中にはアンティークな家具が並びおしゃれな雰囲気。
席はテラスの他にも、足を伸ばして寝転べる木陰のお座敷や、冷房の効いた室内席など、場所によってガラッと異なった雰囲気になっているので、遺跡ビューに拘らずに選ぶのも良さそう。

遺跡の目の前にあり、料理の見た目もかなりおしゃれな、いわゆる「the 観光地レストラン」なので、食事はイマイチかもと思いながら入ったのですが、予想に反して味もしっかり美味しかったのも嬉しいポイント。

店員さんもアットホームで、居心地の良い時間の流れるおすすめレストランです。
5. 一人旅でも自由気ままなアユタヤ遺跡めぐりを叶えよう

帰りも、行きと同じくロットゥーに乗ってバンコクへ。
営業時間は19:30までとありましたが、人数が集まり次第出発するというシステムのため早めに行ってしまう可能性もあり、また夕方以降は本数が激減するという情報もあるため、あまり遅くならない方が安心かと思います。

無数の遺跡に囲まれた古都アユタヤ。
たまたま見つけた名も知らない遺跡に立ち寄ってみたり、気に入った遺跡ではゆったりと過ごし大昔の時代に想像を巡らせたり…こんな楽しみ方はツアーでは叶いません。
ロットゥーとレンタサイクルを駆使して、自由なアユタヤ自力観光をぜひ楽しんで来てください!
なお、バンコク弾丸一人旅のモデルコースについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
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