金沢観光の拠点に便利な片町エリア。今回宿泊した「the b 金沢片町」は、2026年6月にリブランドオープンした、女子旅やひとり旅にも使いやすい街なかホテルです。
金沢駅からはバスで約10分、バス停「片町」から徒歩約2分。金沢21世紀美術館や兼六園へも出かけやすく、夜は片町グルメを楽しんだあと、すぐホテルへ戻れる距離感も魅力です。
今回は、客室や朝食、宿泊者向けサービス、あわせて立ち寄りたい周辺スポットまで、宿泊レポとしてご紹介します。
1. 「the b 金沢片町」とは
全国の主要都市で展開する都市型ホテルブランド「the b hotels」。
アクセスのよさと、機能的で過ごしやすい滞在を大切にしており、観光や街歩きの拠点として選びやすいホテルブランドです。

「the b 金沢片町」は、その北陸初進出となるホテル。2026年6月1日にリブランドオープンし、客室設備やサービス、アメニティなどを順次the b仕様へ変更。2026年8月1日のリニューアルオープンを予定しています。
2. 金沢観光にも夜ごはんにも便利な片町エリア

「the b 金沢片町」に泊まって便利だと感じたのは、観光と夜ごはんの移動がとにかくスムーズだったこと。
ホテル周辺には飲食店が多く、夜ごはんの選択肢に困りません。しっかり食事を楽しんだあとも、タクシーを呼んだり、バスの時間を気にしたりせず、歩いて戻れるのが片町ステイの魅力です。

球体のパビリオン「まる」2016、<フロリアン・クラール《アリーナのための クランクフェルト・ ナンバー3》2004年
一方で、金沢21世紀美術館や兼六園方面へも徒歩圏内。日中の街歩きと夜のグルメ、どちらも無理なく楽しめる立地は、実際に泊まってみてかなり心強く感じました。
3. チェックイン・チェックアウトもスムーズ

ロビーはコンパクトながら、チェックイン・チェックアウトがスムーズなのもうれしいポイント。
チェックインは、事前手続きを済ませておけばアプリのQRコードをかざすだけ。1秒でルームキーが発行され、すぐにお部屋へ向かえます。

チェックアウトも、追加精算がなければカードキーをボックスに入れるだけ。朝から予定を詰めたい金沢旅でも、スムーズに動き出せました。
4. 必要なものを選べるアメニティコーナー

アメニティは、フロント横のアメニティコーナーから必要なものを必要な分だけ持っていくスタイル。

歯ブラシなどの基本アイテムに加え、化粧水やクレンジングオイルなどのスキンケア類もそろっており、女性にもうれしいラインナップです。

紅茶の種類も豊富で、コーヒーはドトールのものが並んでいました。
5. リニューアルした4つのタイプの客室

「the b 金沢片町」では、リブランドに伴い全客室を改装。人数や過ごし方に合わせて選べる、4タイプの客室がそろいます。
女子旅はもちろん、ひとり旅から家族旅行まで、旅のシーンに合わせて選びやすいのが魅力です。
1) デラックスロフト

4タイプの中で一番広い客室が「デラックスロフト」。
2段ベッドに加え、ソファーエリアがあるのが大きな特徴です。ベッドスペースとは別にくつろげる場所があるので、荷物を広げたり、買ってきたものを食べたり、翌日の予定を相談したりと、お部屋で過ごす時間も楽しめます。
グループで泊まっても、ただ眠るだけでなく、お部屋時間まで楽しめるのが魅力です。
2) スーペリアロフト

2段ベッドを2台備えた客室「スーペリアロフト」。ロフトタイプならではの立体感があり、友人同士で泊まると少しわくわくするようなお部屋です。
限られた空間にベッドが効率よく配置されているので、グループ旅にも使いやすそうでした。
3) スーペリアトリプル

ベッドを3台備えた客室「スーペリアトリプル」。3名で同じお部屋に泊まれるので、女子旅にも便利です。
それぞれがベッドを使えるため、エキストラベッドではなく、きちんと休める安心感がありました。
4) スーペリアツイン

4タイプの中で一番コンパクトな客室が「スーペリアツイン」。
ツインタイプながら、こじんまりと落ち着いた空間で、2名利用はもちろんひとり旅にもおすすめです。
6. 「デラックスロフト」でゆったり過ごす片町ステイ

今回は、4タイプの客室の中で一番広いお部屋「デラックスロフト」に宿泊しました。
特に心地よかったのが、ベッドとは別にソファーエリアがあること。

観光から戻ってすぐにベッドへ入るのではなく、まずはソファーに腰を下ろしてひと息つけるのがうれしいポイントです。
テレビを見ながらぼんやり過ごしたり、パソコンを開いて少し作業をしたり、翌日の予定を確認したり。
思っていた以上に使い勝手がよく、滞在中に何度も腰を下ろしたくなるスペースでした。

テレビにはYouTubeやNetflixなどのアプリも内蔵されており、夜のリラックスタイムにもぴったり。

バスルームは、バスタブ付きでゆったりとしたつくり。今回は大浴場を利用したためお部屋のお風呂は使いませんでしたが、客室内でゆっくり入浴したい方にも安心です。

客室内には、冷蔵庫や電子ケトルはもちろん、電子レンジまで。夜食やテイクアウトも、お部屋で気軽に楽しめます。
7. 歩き疲れた体をほどく、天然温泉の大浴場

宿泊者は、道路を挟んだ向かい側にある「アパホテル〈金沢中央〉」14階の「天然温泉 アパスパ金沢中央」を無料で利用できます。
14階の受付で宿泊カードを提示すれば利用でき、片町の中心にいながら天然温泉に入れるのがうれしいところ。サウナや水風呂、展望露天風呂もあり、観光や街歩きで疲れた体がじんわりほどけていくようでした。
さらにありがたいのが、タオルを貸してもらえること。化粧水やメイク落としなどのアメニティもそろっているので、下着など最低限のものだけ持っていけば身軽に利用できます。
街なかホテルに泊まりながら、ここまでしっかりお風呂時間を楽しめるのは、満足度の高いポイントでした。
8. 石川らしい味を楽しめる朝食ブッフェ

朝食は、道路を挟んだ向かい側にある「アパホテル〈金沢中央〉」1階の「ALLY’s」へ。朝食付きプランを選べば、こちらでブッフェを楽しめます。
ブッフェには、金沢大野醤油を使ったおろしそばや、いしる焼き、能登の塩パンなど、石川らしいメニューがずらり。

石川県産の野菜が入ったミックスサラダは、みずみずしくシャキシャキ。ドレッシングにも地元の味が取り入れられており、何気ない一皿にも石川らしさを感じられました。

金沢カレーやハントンライスは、自分好みに盛りつけられるのも楽しいポイント。銀皿まで用意されているので、見た目までぐっと金沢の洋食らしい一皿に仕上がります。
朝食ブッフェでありながら、ご当地グルメ気分をしっかり味わえたのが嬉しかったです。
9. 忙しい朝にうれしい、無料軽食サービス「tottette」

朝6時30分〜9時30分には、「the b hotels」ならではの無料軽食サービス「tottette(トッテッテ)」も利用できます。
内容はホテルごとに異なるそうですが、金沢ではフロント前にパンが並んでいました。

現在のラインナップは「バター香るクロワッサン」「北海道ミルク」「カスタードロール」「ミニチーズロール」の4種類。

パンは日替わりで2種類が並び、1人2つまで持ち出し可能。袋入りなので、朝の街歩き前やチェックアウト前に、さっと小腹を満たせるのが便利です。
10. 「the b 金沢片町」周辺で楽しみたい金沢観光スポット

ホテル周辺には、日中の街歩きから夜のグルメまで、金沢らしい時間を楽しめるスポットが点在しています。
ここでは、宿泊とあわせて立ち寄りたい周辺スポットをご紹介します。
1) 金沢21世紀美術館

球体のパビリオン「まる」2016、<フロリアン・クラール《アリーナのための クランクフェルト・ ナンバー3》2004年>
ホテルから徒歩約11分の場所にある「金沢21世紀美術館」。

有料ゾーンと無料ゾーンに分かれており、ふらりと立ち寄るだけでも金沢らしいアートな時間を楽しめます。
なかでも人気なのが、レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」。

<レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年>
地下部に入るには当日予約が必要で、受付は朝9時から。展覧会チケットも必要になるため、訪れる予定の方は早めにチェックしておくと安心です。


<レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年>
晴れた日の「スイミング・プール」は、水面に光が反射して想像以上にきらきら。青い空間に光が揺らめき、ただ立っているだけで絵になる美しさ。
しばらく眺めていたくなる、金沢21世紀美術館らしい特別な時間でした。
※金沢21世紀美術館は、改修工事に伴い、2027年5月6日から2028年3月まで休館が予定されています。お出かけの際は、事前に公式サイトなどで最新情報をご確認ください。
2) 茶房やなぎ庵

金沢を訪れるなら、やっぱり外せないのが「ひがし茶屋街」。「the b 金沢片町」からは、バスと徒歩で約15〜20分ほどでアクセスできます。
そのメインストリート入口にある「金澤しつらえ」は、200年以上の歴史を持つ茶屋建築。2階には、金箔の箔一が手がける「茶房やなぎ庵」があります。

窓の外には、ゆらゆらと揺れる柳。にぎわう茶屋街の中にありながら、情緒あふれる落ち着いた時間が流れていました。
いただけるのは、やなぎ庵こだわりの器で提供される甘味たち。上品な味わいはもちろん、器の美しさにも思わず目を奪われる、金沢らしいひと休みにぴったりの一軒です。

茶房やなぎ庵で味わいたいのが、看板メニューの「金箔あんみつ(1,600円)」。金箔を一枚のせて仕上げる演出が、食べる前から気分を上げてくれます。
華やかな見た目ながら、味わいはすっきり上品。ソフトクリームとつぶあんの甘さに、みつ豆の塩気、寒天の涼やかさが重なり、軽やかに楽しめるのに満足感もしっかりある一品でした。

暑い季節にあわせて味わいたいのが、2026年4月27日から9月20日までの期間限定で味わえる「金澤かき氷 加賀棒ほうじ茶(1,600円)」。大正12年創業のクラモト氷「金澤氷室」を使った、今年登場の新フレーバーです。
口に含むと、氷はふわっとやわらかくほどけ、加賀棒ほうじ茶の香ばしい旨みがじんわり。加賀棒ほうじ茶の濃厚な旨みと、後味のすっきり感が心地よく、暑い日の街歩きにもぴったりの一品です。
3) 元祖 金沢炉端あっぱれ 片町本店

夜ごはんにおすすめなのが、ホテルのすぐ横にある 「元祖 金沢炉端 あっぱれ 片町本店」。
ホテルから徒歩約10秒という近さで、北陸の食材や地酒を気軽に楽しめる、金沢らしい夜にぴったりの一軒です。

おでんが並ぶカウンター席は人気の特等席。気軽に入りやすい雰囲気で、女子旅はもちろん、ひとり旅の夜ごはんにも立ち寄りやすく感じました。

名物は、見た目にも華やかな「豪快 お刺身船盛り」(1人前1,848円/2人前から注文可能)。「船が出るぞー!」という威勢のいい掛け声と歌謡曲にのせて運ばれてくる、インパクト抜群の一品です。

北陸の魚を使ったお刺身は一切れが分厚く、食べ応えも満点。添えられたわさびは辛さがほとんどなく、魚の旨みをやさしく引き立ててくれるまろやかなおいしさでした。

「能登牛の炙り肉寿司(1,408円)」も、ぜひ味わいたい一品。年間約1,500頭しか出荷されない希少な能登牛を、目の前で好みの加減に炙ってくれます。
ひと皿で2貫分あり、一枚肉を真ん中で切り分けていただく形。口に入れると、能登牛の甘みがすっとほどける、贅沢な肉寿司でした。
11. 「the b 金沢片町」を拠点に楽しむ、金沢観光と片町グルメ

実際に「the b 金沢片町」に宿泊して感じたのは、金沢旅の流れにすっとなじむ、滞在のしやすさでした。
客室はコンパクトながら過ごしやすく、デラックスロフトのソファーエリアでは、観光後にほっとひと息つける時間も。
朝食ブッフェでは石川らしい味を楽しめ、宿泊者は向かいの天然温泉大浴場も利用できるため、街なかホテルでありながら滞在の満足度も十分です。

ホテルから徒歩約6分の犀川。朝食前後の気持ちのよいお散歩にもぴったり。
大浴場や朝食会場はホテルの外にありますが、道路を挟んだ向かい側なので移動の負担は少なく、むしろプラスに感じる場面も。
夜ごはんのあとに夜風にあたりながら温泉へ向かったり、朝の空気を感じながら朝食へ出かけたり。その短い移動さえ、ちょうどよいお散歩のようで、心地よい時間でした。
金沢観光も片町グルメも楽しみながら、ホテルではしっかり休みたい。そんな旅に「the b 金沢片町」はちょうどいい一軒です。
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